防災関連
祐真ビルでは、東日本大震災の発生以前より災害に対する高い防災意識を持って、長い時間をかけて少しずつ防災設備の充実を図ってまいりました。
以下に当ビルにおいての防災設備をご紹介致します。
震災時行動マニュアル
祐真ビル内にいる時に大地震が発生したことを前提とした、行動マニュアルを2007年3月に作成し、各テナント様に配布し、事務室内にて保管していただいております。
【記載内容】
- 普段の準備・心がまえ
- 渋谷3丁目エリアの安全性と祐真ビルの耐震性
- エレベーターについて
- 備蓄について
- 大地震発生時の行動指針
- 家族や大切な知人との連絡の取り方
- 徒歩で帰宅する際に気を付けること
自家用発電機
祐真ビルには190KVAの非常用発電機の他に自家用発電機が設置されており、スプリンクラーポンプ・非常照明設備・非常用エレベーターのほか、給水ポンプとつながっており、停電時でも各フロアに給水を行うことが可能です。
緊急地震速報
祐真ビルでは2010年1月に緊急地震速報を導入致しました。
2011年3月11日の東日本大震災発生時には、地震の15秒程度前に緊急地震速報が発報し、テナントの皆様には大変御高評を頂きました。
災害救援ベンダー
祐真ビル新館地下1階のラウンジスペースには、飲料の自動販売機を4台置いておりますが、そのうちの2台はバッテリー内蔵型の災害救援ベンダーで、停電時でも鍵の操作一つで、中のドリンクを非常時の飲料として使用することが出来ます。
また、すべての自販機に免震土台を採用しており、大地震発生時に自販機の転倒や、横滑りを防止しております。
備蓄
災害発生時に起こりうる様々な事象をシミュレーションし、備蓄の充実を図っております。
救急箱 組立式簡易トイレ 毛布
キャスター付き担架
ランタン ラジオ 軍手など
パンクレス自転車
パンクレスリヤカー
受水槽内の水の手動汲み上げ
祐真ビルでは、停電時でも非常用発電機による給水が出来ますが、なんらかの原因で断水した場合でも、手動で地下2階の受水槽内の水を汲み上げることができます。
B1ポンプ室からはしごで降りる
受水槽の水を蛇口から汲む
ロープにかけて滑車で上げる
集中豪雨対策
下水管の排水能力を超える集中豪雨が降り、道路が冠水するような事態が起こっても、水の建物内への侵入を防ぐため、駐車場出入口部分に止水板を設置出来るようになっております。
毎年夏の降雨シーズンが来る前に止水板設置訓練を行い、事故に備えます。
また、万一ビル内に水が侵入しても地下2階部分に貯水用ピットがあり、水はそこに流れ込むようになっているので、被害を最小限度に抑えます。
雷害対策
ゲリラ雷雨と呼ばれる集中豪雨が増えるにつれて「雷サージ(誘導雷)」という、雷によって発生する微弱電流がOA機器などの弱電機器を破壊してしまう現象による被害が増えてきております。
祐真ビルでは、各居室のすべての分電盤に「避雷器」と呼ばれる雷サージ対策の機器を設置しており、雷サージ被害を受ける可能性を大幅に低下させております。
避難訓練
祐真ビルでは毎年避難訓練を実施しており、煙テントによる火災時の煙体験や消火器の放水訓練、AEDレクチャーなどを行い、併せて災害用備蓄の展示も行なっております。
エレベーター閉じ込め事故対応
祐真ビルのエレベーターは、震度4以上の地震を感知すると、自動的に最寄り階に停止する機能が付いておりますが、万一閉じ込め事故が発生してしまった場合でも、ビル管理員を始め10人以上のビル関係者が、閉じ込められたエレベーターからの救出訓練を毎年受けていて、エレベーター管理員の到着を待たずとも、庫内から救出することができます。(救出不可能なケースもあります。)
AED(自動体外式除細動器)
2009年3月よりビル内にAED(自動体外式除細動器)を設置して、万一の事故に備えており又、出来るだけ多くのテナントの皆様にAEDの知識をお持ち頂くべく、専門の指導員を招き、講習会を毎年行なっております。